【ekuboスタッフインタビュー】関さなえ

▼氏名
関さなえ
ekuboオープニングスタッフ

▼職歴
看護師歴20年(うち精神科17年)
カラーセラピスト・色彩心理講師5年
SEP(トラウマ療法プラクティショナー)6年
公認心理師

▼趣味・マイブーム
ピラティス
ダンスレッスン

Q:子どもたちと関わる上で、1番大切にしていることはなんですか?

▼関
子ども達の可能性を信じること。
小さな変化を喜ぶこと。


Q:なぜ「可能性を信じる」ということを大切にしているんですか?

▼関
自分の可能性を信じてくれる人がいると、新しいことにチャレンジしやすくなるからです。私自身も身体障がいの当事者ですが、これまでの人生を振り返ってみると、短大の友達や看護学校の先生、先輩、同期生から可能性を信じてもらったり、「どうやったらできるか」を一緒に考えてもらっていました。

例えば、短大の卒業旅行で友達と一緒にロスアンゼルスとラスベガスに行く際も、「どうやったら一緒に旅行に行けるか」を考えてくれたり、現地で車椅子を押してくれました。私の「できないこと」を理解した上で、「できること」については「それはできるよね」と見守りながらフラットに関わってくれました。

あと、看護師を目指そうとしたときに、周りから「障がいがあるから難しいんじゃないの」と言われていました。知識は勉強したら大丈夫だったんですけど実習では苦労しました。でも、関わってくださる方々が「安全にできることを考えてやっていこう!」と可能性を信じてくださったんです。そうして無事に卒業できて看護師になれました。


Q:看護師になってから大変だったことはありましたか?

▼関
卒業後は、看護師としてALSや筋ジストロフィーなどの難病をもつ患者さんの看護をしていたんです。うまく体を動かせないことだったり、職場でいじめがあったりして体調を崩して仕事に行けなくなって退職しました。でも、看護学校の先輩が「人に寄り添う気持ちがあるんだし、精神科病院だったらいけるんじゃない?」と言ってくれたことで、精神科病院に就職しました。それから17年勤めてこれたんです。こういった経験から「無理かも」と思った時、「ホンマにあかんのかな?」と可能性について考えるようになったんだと思います。


Q:保護者の方と関わる上で、1番大切にしてることはなんですか?

▼関
笑顔で接することですね。
最初と最後に感謝の言葉を伝えるように心がけています。

Q:「笑顔」を大切にするようになったキッカケってありますか?

▼関
祖母の教えなんです。「人生大変なこといっぱいあったけどな、ニコニコしてたら人は助けてくれる」とよく言ってくれていたので大切にしています。
短大時代に笑顔に関係するエピソードで印象深かったことがあって、アメリカ旅行に行った時、友達が車椅子で、その車輪が側溝にハマってしまったんです。すると黒人の方々が10人くらいやって来て「大丈夫!?」とググッと車椅子を引き上げてくれたんです。恩着せがましい感じてはなく、笑顔で「Nice trip!!」と言って去って行ったのを思い出しました。そういうふうに自然に笑顔で関わり合えたら最高ですね!


Q:ekuboで働くことにしたキッカケは?

▼関
渚社長と仕事をしてみたかったからです。
それまでの経験した領域と180度違う分野で不安でしたけど、「できない言い訳より、できる方法を考えよう!」という言葉が決め手でした!


Q:ゴキゲンに働くためにやっていることは何ですか?

▼関
体調、カラダのコンディションを整える時間を必ず確保する。
その時間の予定を一番にスケジューリングする。


最後に、この記事を読まれている保護者、未来の仲間へメッセージをお願いします!

私自身も、身体障がいの当事者ナースとして働いていますが、興味を持ったことにはチャレンジして良いと思うんです。できないことをかぞえるよりも「できる方法」を考えていると、日々の生活が楽しく、彩りあるものになりましたから。子ども達は、障がいがあっても可能性のかたまりですよね!


この記事の執筆者:水樹 ハル さん

福祉に携わる方々のキャラクターを記事・動画に
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クラウドファンディングPRライター
人生インタビュー歴11年・1650件